ビッグファイブ性格診断【BIG5-BASIC】を仕事上で活用することのメリットは?
職場環境
ビッグファイブ性格診断【BIG5-BASIC】とは、心理学で信頼性の高い「ビッグファイブ理論」に基づく無料の性格診断です。ではこちらを仕事上で活用することにより、どのようなメリットがあるのでしょうか。活用するための法についても詳しくお伝えしていきますね。
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ビッグファイブ性格診断を仕事上で活用するメリット

ビッグファイブ性格診断は、人の性格を「開放性」「誠実性」「外向性」「協調性」「神経症傾向(情動性)」の5つの主要な因子で説明する理論です。

この診断を仕事に活用すると、個人にとっても組織にとっても多くのメリットがあるでしょう。

 

自己理解の深化とキャリア形成が可能になる

個人の視点から見ると、ビッグファイブ診断は自己理解を深めて、更に効果的なキャリア形成をするために役立ちます。

自身の性格特性を客観的に数値で把握すると、「自分はこういう傾向がある」と具体的に理解ができるでしょう。

これにより自分の得意なことや苦手な内容を明確にし、仕事での強みを活かして弱みを補うための行動を意識できるようになります。

 

適職や働き方の発見ができる

診断結果から、自分に向いている職種や働き方の傾向を把握できます。例えば、開放性が高い人は、新しいアイデアを生み出すのが得意でしょう。このため企画や研究開発、コンサルティングなどの業務に適しているのです。

誠実性が高い人は計画性があり責任感が強いため、管理職や事務や経理などで着実に業務を遂行するのに向いているでしょう。

外向性が高い人は、人との交流やチームプレーを好み、営業や接客、カウンセリングなどで活躍しやすいです。

協調性が高い人は周囲への気配りが得意で、顧客対応や人材育成、福祉・医療などサポートする仕事で力を発揮するでしょう。

神経症傾向が低い(情緒が安定している)人は、プレッシャーに強く、冷静な判断が求められる仕事に向いています。

 

採用活動の効率化とミスマッチの防止

企業側にとっても、採用プロセスにおいて大きなメリットがあります。面接や履歴書だけでは見えにくい、候補者の潜在的な性格特性を客観的に把握できるでしょう。これにより、採用担当者の主観に頼らず、データに基づいた判断が可能になるのです。

結果として募集している職務内容や、チームの特性に合った人材を見つけやすくなるでしょう。

例えば新規事業の立ち上げには「開放性」の高い人材、経理には「誠実性」の高い人材、顧客対応には「協調性」の高い人材など、適材適所の採用に繋がるのです。

入社後の「こんなはずではなかった」というミスマッチを減らすことができるのも、大きなメリットですね。

候補者が自分の性格傾向を理解して、企業側も個々に合ったポジションを提供することができると早期離職のリスクを軽減できるでしょう。

 

効果的なコミュニケーションにつながる

チームメンバーの性格特性を把握すると、それぞれのメンバーに合わせたコミュニケーション方法を調整できます。

例えば、外向性の高いメンバーには積極的に意見を求める、内向性の高いメンバーには個別でじっくり話す機会を設けるなど、円滑な人間関係の構築に役立つでしょう。

チーム内の性格特性のバランスを把握して、多様な視点や考え方を持つメンバーを意識的に配置できます。このため創造的で回復力のあるチームを構築できるでしょう。

 

ビッグファイブ性格診断を仕事上で活用するポイント

ビッグファイブ性格診断を仕事上で活用するには、いくつかのポイントを押さえておくことが必要です。ではこちらの内容を詳しくお伝えしていきましょう。

 

診断結果を傾向として捉える

ビッグファイブの結果は絶対的な答えではないのです。 あくまで傾向を示すものであり、状況や環境によって行動は変化するでしょう。

このため「この人は誠実性が低いから、細かい仕事は任せられない」といった決めつけはしないことが大切です。

その人がどのような状況で特性を発揮しやすいのか、あるいは苦手とするのか、多角的に観察する視点が重要になるでしょう。

 

自己理解から相互理解へ繋げる

診断結果は、まず個人の内省に役立ち、このうえで他者との関係構築に活用できます。診断結果を受けて、「自分は外向性が高いから、プレゼンテーションは得意だ」といった具体的な行動特性と結びつけて考えましょう。

チームメンバーや上司の診断結果を知ると、「あの人が慎重なのは誠実性が高いからだ」「発言が少ないのは内向性が高いからで、深く考えている証拠かもしれない」などのように、相手の行動背景を理解しやすくなるのです。

 

採用選考における補助的なツールとして活用する

診断結果だけで採用を判断するのではなく、面接やこれまでの経験、スキルなどと組み合わせてみましょう。そして候補者の全体像を把握するための情報の一つとして活用することが大切です。

診断結果を知ると、自社の組織文化や職場の雰囲気にフィットするかどうかを推測する手がかりになるでしょう。

 

まとめ

ビッグファイブ性格診断を仕事に活用する際には、参考材料として上手く取り入れていきましょう。

すると効果的に人材の配置、育成、そして組織全体のパフォーマンス向上に繋げることができるのです。

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