会社選びのポイント
会社を選ぶ際は、給与や知名度といった目に見える条件だけでなく、多角的な視点から自分に合った企業を見つけることが重要です。ではこちらの内容から詳しくご説明していきましょう。
企業理念・ビジョンへの共感
会社が何を大切にし、どこを目指しているのかを知るようにしましょう。その企業理念やビジョンに共感できるかは、仕事へのモチベーションを保つうえでとても大切です。
説明会や企業のウェブサイトだけではなく、社員のインタビュー記事なども参考にしてみましょう。
社風・働き方
会社の雰囲気は、そこで働く人々の行動や考え方によって作られます。風通しが良いか、チームワークを重視するか個人主義かといった点は、自分がストレスなく働けるかどうかを左右するでしょう。
可能であればOB・OG訪問やインターンシップを通じて、実際に肌で感じてみることをおすすめします。
評価制度・キャリアパス
どのように評価され、どのようなキャリアを歩めるのかを明確にしましょう。年功序列なのか、成果主義なのか、若手にも重要な仕事を任せる文化があるのかなど。自身のキャリアプランに合っているかを確認することが重要です。
仕事内容への興味
仕事に心から興味が持てるか、入社後も学び続けたいと思えるかを考えてみましょう。給与や待遇が良くても、仕事内容に興味を持てなければ長続きしない場合もあるのです。
「この仕事で何を成し遂げたいか」という視点を持って、仕事内容を掘り下げるのも大切でしょう。
ワークライフバランス
仕事とプライベートのどちらを重視したいのか、自分なりに考えてみましょう。残業時間や休日出勤の有無、有給休暇の取得しやすさなどは、自分自身の人生の満足度を大きく左右します。
住宅手当や育児支援制度や休暇制度など、自分のライフステージの変化に合わせて必要な福利厚生があるかを確認することが必要でしょう。
特に女性の場合は、育児休業制度や時短勤務制度などが整っているかも重要なポイントです。
業界・事業の将来性
会社が属する業界全体が成長しているか、あるいは衰退期に差し掛かっているかを見極めましょう。
その中で、会社がどのような強みを持っており、今後どのような事業展開を考えているのかを把握することが大切です。
会社の安定性
財務状況や経営基盤が安定しているかどうかも重要なポイントです。非公開企業の場合は調べにくいですが、企業のニュースリリースや業界動向を追ってみると、ある程度の情報を得られる場合が多いでしょう。
社会貢献性
その会社の事業が社会にどのような貢献をしているか、という視点も大切です。自分の仕事が社会の役に立っていると実感できると、これが大きなやりがいにつながるでしょう。
会社選びに悩んだ時の対策
会社選びに悩むのは、決して珍しいことではないのです。では悩んだ時の対策について詳しくお伝えしていきましょう。
絶対に譲れない条件と妥協できる条件を書き出す
「これだけは満たしていなければ入社しない」という条件を3つ程度書き出してみましょう。例えば残業が月20時間以内、リモートワークが可能、転勤がないなど。
妥協できる条件とは、希望はするけれど満たしていなくても納得できる内容です。例えば年収、オフィスのおしゃれさ、福利厚生の充実度などでしょう。
過去の経験から「好きなこと・嫌いなこと」を探る
これまでのアルバイトや学業そして趣味の経験を振り返り、「どんな時に楽しかったか」「どんな時に嫌だと感じたか」を思い出してみましょう。これにより自分が仕事に求める本質的な価値観が見えてきます。
企業のウェブサイトや採用情報
企業が発信する情報は当然良い面が多く書かれています。企業の理念やビジョン、事業内容を理解するために活用しましょう。
OB・OG訪問や社員との面談
実際に働いている人の生の声を聞くのも有効です。会社の雰囲気、仕事のやりがい、大変なこと、働き方など、リアルな情報を得られるでしょう。
転職・就職サイトの口コミ
匿名で投稿された口コミサイトは、企業の良い点も悪い点も率直に書かれていることが多いです。
でも個人的な感情が強く反映されている場合もあるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
信頼できる人に相談する
家族や友人、大学のキャリアセンターの相談員など、信頼できる人に相談をしてみましょう。客観的な視点から、自分では気づかなかった強みや適性を見つけてくれることが期待できるのです。
キャリアアドバイザーに相談する
プロのキャリアアドバイザーは、数多くの求職者と企業を見てきた経験があります。このため価値観やスキルに合った企業を、専門的な視点から提案してくれるでしょう。
焦らずに休憩を取る
考えることに疲れてしまったら数日間は就職活動から離れてみましょう。趣味に没頭したり、旅行に出かけたりするとリフレッシュができる場合も。結果として新しい視点が生まれるケースもあるでしょう。
まとめ
会社選びのポイントを把握することにより、納得したうえで勤める場所を見つけられるでしょう。入社後にも穏やかな気持ちで働いていける可能性が高いです。