外部ディスプレイを接続するメリット
ノートパソコンはデスクトップパソコンの携帯バージョンのような存在で、場所をとらず使い勝手のよい点が魅力ですが、逆に長時間のパソコン作業には不向きな部分もあります。
そんなノートパソコンの利用範囲をさらに広げる方法が、外部モニターとの接続。まずは期待できるメリットについてご紹介していきましょう。
体の負担が軽減する可能性
ノートパソコンを膝にのせて椅子で作業をしたり、カフェのテーブルでタイピングしたり、色々な場所で使えるのは大きな魅力です。しかし体にかかる負担が大きいことは、実感したことがある人もいるでしょう。
ノートパソコンは文字が読みにくいうえに、画面が小さくストレスを感じる場合も。机でノートパソコンを使う時には視線が下向きになり、首に負担がかかるのでストレートネックのリスクもあるでしょう。
そんな場合はノートパソコンに外部ディスプレイを接続すれば、デスクトップパソコンのような快適さが得られます。
作業効率のアップ
ノートパソコンに外部ディスプレイを接続するメリットは、大きな画面で作業領域が広がることです。設定によっては複数のウィンドウを同時に開くこともできますので、マルチタスク向きともいえるでしょう。
最近はオンラインスクールやビデオ会議なども多く、モニターがあればデータも閲覧しやく、話しながらメモをとるのも可能になります。
解像度がアップする
ノートパソコンの利便性は色々とありますが、画面のサイズで考えるとデスクトップパソコンに劣ってしまいます。
でもノートパソコンに外部ディスプレイを接続すれば解像度がアップするので、画面が見やすく美しい映像鑑賞をすることも可能に。
ノートパソコンではわからない細部まで、外付けディスプレイがあればより楽しめるので、映像系や動画編集をする際にも画面を大きくすることは必要になるでしょう。
外部ディスプレイとの接続手順について
では現在お使いのノートパソコンとディスプレイをどのように接続するか、基本的な手順をご紹介しましょう。
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必要なものについて
ノートパソコンに外部ディスプレイを接続するには、まず別売りのモニターを用意しておきましょう。この際に注意したいのは、ノートパソコンの接続に合うタイプかどうか。
ケーブルの端子はモニターによっても違いますので、ノートパソコンがUSBのTYPE-Cだけなら、そのタイプに合った端子を持つディスプレイを購入する必要があります。
一般的な接続手順
まず用意した外部ディスプレイの電源とHDMIケーブルを接続し、ノートパソコン側にHDMIケーブルをつなぎましょう。パソコンの電源をオンにして、数秒後にモニターにノートパソコンと同じ画像が表示されます。
ディスプレイには電源ボタンと入力切り替えボタンがついているので、接続後に何も表示されない時はディスプレイ側を確認して、入力切り替えでチェックしてみましょう。
パソコン側では設定画面でディスプレイの配置や明るさ、色の調整などができますので、接続方法をここで確認して設定しておきます。
USB Type-C端子で接続
もしUSB Type-C端子にタイプするディスプレイとノートパソコンをお持ちの場合は、USB Type-Cのケーブルで2台を簡単に接続できます。
パソコン用のモニターでなくても、液晶テレビにUSB Type-C端子がある場合は接続可能なので、動画ストリーミングなども大画面で楽しめます。
ディスプレイの選び方のポイントについて
外部ディスプレイは色々な画面サイズやグレード、メーカーなどの選択基準がありますので、失敗しない選び方のコツをポイントごとにご説明しましょう。
画面サイズを考える
外部ディスプレイは、配置するスペースや自分がタイピングなどで使いやすいかどうか、画面サイズを決めておくことが大切です。
また1画面、2画面での使用によっても若干選び方が異なり、1画面で使う場合は大きめのモニターで余裕を持って活用することをおすすめします。
ノートパソコンとディスプレイの2画面で使う場合は、スペースに配慮することが必要なので、できれば24インチ以下にしたほうが外部ディスプレイを置きやすくなります。
携帯するか据え置きか
自宅でずっと使うなら据え置きタイプ、学校やオフィスで使う場合はモバイルの外部ディスプレイにすることもおすすめです。モバイルタイプは外でパソコン作業をする人向けで、画面は据え置きタイプよりもコンパクトになりますが、タッチパネルなど、機能性で劣ることはないでしょう。
据え置きモニターとして選ぶならパソコンの使用用途を考え、ゲームや動画編集がメインになるか、または通常利用として使うならスペックはさほど気にせず、お好みの画面サイズにするのもよいでしょう。
まとめ
ノートパソコンに外部ディスプレイを接続するととても使い勝手がよくなり、デスクトップパソコンとノートパソコン、どちらの魅力も一度に実感できることもあるでしょう。予算や性能を考えて、興味がある人はぜひ試してみてください。