長文タイピング時の漢字変換のコツ
長文タイピングは、初心者にとって漢字変換が速度低下やミスの原因になりやすい部分です。まずは漢字変換のコツでおさえておきたいポイントをご紹介しましょう。
変換のタイミングについて
長文タイピングで漢字変換する場合、大きく分けると「単語ごと」「文節ごと」「1文ごと」の3パターンがあります。単語ごとだとキーを押す回数が多くなり、速度が遅くなるリスクも。1文丸ごと変換すると、間違った箇所の訂正作業が手間になります。
おすすめは文節で変換するタイミング。たとえば「私は洗濯を寝る前にやる習慣があります」という文章なら「私は・洗濯を・寝る前にやる・習慣があります」と文節ごとに区切って変換します。この方法は、長文タイピングを初心者が練習する際にもおすすめです。
Enterキーを変換ごとに押さない
意外と多くの人がやっているのは、漢字変換した後にEnterキーを押すこと。変換したらそのまま次の文字を入力すると、変換した漢字が自動的に確定しますので、キーをひとつ押す手間がなくなります。
1文で5語の漢字変換をすればEnterキーを5回押す計算になりますので、長文となるとかなりの手間になるでしょう。
ミスタイプを減らす
長文タイピングで初心者がやりがちなのはミスタイプ。ひらがなで文字入力の際、間違ったまま変換すると必然的に間違いを削除することになり、再度文字を入力して変換する手間が増えます。
長文になるとかなりのタイピング量になってしまうので、基本的なところですが正確なタイピングを意識しましょう。またパソコンの機種によっては、変換した際に違う漢字を選択したら「Ctrl+Backspace」でひらがなに戻り変換が可能です。
長文タイピングの練習方法
初心者にとって長文タイピングが難しく感じる理由は、変換のコツがわからない、思うように文字が打てないといった理由が挙げられます。スピードアップして効率的なタイピングをするためには、次のポイントを意識して練習してみましょう。
スピードよりも正確性が大事
長文タイピングは、一度つまずいてしまうとミスが連続する可能性がありますので、初心者はスピードも大切ですが、その前に正確性を意識してタイピングしましょう。
ある程度慣れてくると、速く打ちたい気持ちが強くなりますよね。ミスして修正の繰り返しは余分な手間になり、速くタイピングできる人でも結果的に同じ。ゆっくり丁寧にキーボードの位置を確認しながら、入力ミスを減らすよう習慣づけていきましょう。
無料ゲームで練習
単語のタイピングサイトやアプリは多いけれど長文は少ない…と感じたことはありませんか。しかし長文練習ツールはネット上でも意外と多く紹介されていますので、簡単なサイトも上級者コースなどで長文練習ができる場合もあります。
その際は文字変換のタイミングから学び、慣れてきたら文節ごとの変換、正確にタイピングができる自信がついたら、変換の間隔をさらに長くして練習してみましょう。
ホームポジションに慣れること
タイピングの応用スキルでもある長文タイピング。初心者は基本のホームポジションをしっかり覚えることが一番重要なポイントです。なんでも慣れるまではコツコツと練習を続けることが大事。タイピングも毎日10分程度でもいいので練習を続けたいですね。
そして長文タイピングの資料となる新聞や雑誌の文章を使い模写練習することもおすすめ。もし学生なら、テキストや教科書の文章を真似てタイピングしてみることもできます。
長文タイピングスキルアップの姿勢
タイピングスキルをアップさせるには姿勢がとても大切です。わずかな距離や角度で効率がグンとアップすることもありますので、正しい姿勢も理解しておきましょう。
基本的な姿勢
ノートパソコンの場合は、背筋を伸ばしディスプレイが視線の高さよりも少し低めになるよう配置。距離は40cmほど離し、90度以上の腕の角度を意識してみましょう。
どうしても違和感がある場合は、自分にとって快適な位置に少しずらすことも可能です。最初は正しい姿勢を意識しながらパソコンに向かってくださいね。
椅子の正しい座り方
パソコンやゲーミングチェアなど、専用の椅子が増えていますが、長文タイピングの際は若干前傾姿勢でお尻は椅子の奥の背もたれにぶつかる位置にすること。そうすると自然と定位置に収まり、長時間のタイピングで腰痛や肩こり、首の痛みなどを予防できる可能性があります。
まとめ
長文タイピングは、初心者がこなすには基本をしっかり身につけることが大切です。楽しいゲーム感覚の練習サイトもたくさんありますので、自分の苦手な箇所を見つけながら練習してみましょう。