パソコンがフリーズする原因について
パソコンのフリーズはマウスやキーボードなどが動かなくなる症状で、原因としては色々なことが考えられます。主に次のようなことが関係すると思われます。
ハードディスクの劣化
パソコンは消耗品といわれるように、ハードディスクには寿命があります。一般的な製品は5年ほどで劣化が目立つようになり、動作が遅くなると同時にフリーズの症状が現れることも。
その状態で使い続けるとシステムが起動しなくなる可能性もありますので、なるべく早く修理が必要です。
高温になったため
パソコンには内部にファンが取り付けてあり、高温にならないよう起動しています。しかし内部のファンで対処できないほど本体が高温になると、パソコンがフリーズすることも。
パソコンを直射日光の当たる場所に設置している、ファンの排気口が何かに塞がれているなどは熱暴走を招く原因になります。
電池切れ
作業中に急にキーボードが反応しなくなった、またはマウスのアイコンが動かないという場合は、ワイヤレスキーボードやマウスの電池切れもパソコンのフリーズと勘違いされる原因です。
ワイヤレス機器は電池寿命が長く、交換を忘れてしまうことがよくありますので、その場合は電池交換、もしくは故障がないかチェックしてみましょう。
メモリ不足
メモリは4Gや8Gなど、製品によって異なります。メモリはプログラムを処理するためのもので、物を置くテーブルのようなもの。乗りきらないものが落ちるように、データが多すぎると処理時間がかかりパソコンがフリーズすることも考えられます。
購入時にパソコンで何をするか、該当する容量を考えて選ぶことはフリーズを避けるポイントになるでしょう。
反応しない時はどうする
パソコンがフリーズしてどのキーを叩いても反応しない時、対処方法としては次のようなことが可能です。

症状を見極めること
まず反応しない時はパソコンがフリーズしたのか、それとも処理に時間がかかっているのか見極めることが大切です。やり方は、パソコン本体のアクセスランプが点滅しているか確認してください。
もしアクセスランプが点滅しているなら、データ処理に時間がかかっているだけ。電源ボタンが光っていない状態なら、コンセントが抜けていることや電源ユニットが故障している可能性もあるので、電源も確認するようにしましょう。
特定のアプリに問題がある場合
パソコンのフリーズは特定のアプリに問題がある可能性もありますので、その際は画面右上の「X」ボタンを押すか「Alt」と「F4」を一緒に押し、「このプログラムは応答していません」と表示されたら「すぐに終了」を選択しましょう。
もし同じアプリでこのフリーズが起こる場合は、アプリの不具合も考えられるので再インストールしてください。
サインアウトする
パソコンがフリーズした時は「Ctr」+「Alt」+「Del」を押してサインアウトすることが可能です。この方法ならアプリケーションを全て強制終了するため、再起動時も早く復活する可能性があります。
通常なら「Windowsキー」+「X」で再起動もできますので、まずはこの方法で試してみることをおすすめします。
強制シャットダウンする方法について
最終手段としてできることは強制シャットダウンです。やり方やリスクについてご説明しましょう。
強制シャットダウンのやり方
パソコンがフリーズした時の処置として知られていますが、ハードディスクの故障の原因にもつながるので慎重に判断してください。強制シャットダウンは、電源ボタンの長押しをする、もしくは電源コードをコンセントから抜く方法があり、電源が切れたらその後に再び電源を入れ直して回復させます。
電源ボタンの長押しは通常5~10秒ほどでできますので、それ以上時間が経過しても終了できない場合は電源の故障も考えられます。
リスクについて
強制シャットダウンは、終了前のデータが保存されない可能性やファイルが開けないなど、リスクがあることも理解しておきましょう。強制シャットダウンして再起動しても、その前に作業していたデータは保存されておらず復元も不可能です。
フリーズしやすい場合はバックアップをとる、こまめにデータ保存して対処することもおすすめです。強制シャットダウンとは、実行中のアプリやサービスを適切な方法で終了せず電源を切ること。
そのためシステムファイルに悪影響もあり、起動時に問題が発生しやすくなるリスクも念頭に置いておきましょう。
まとめ
パソコンのフリーズは決して珍しい症状ではありませんが、原因によっては業者に修理してもらう必要がある場合も。自分で判断できない時は、専門店で相談することをおすすめします。これにより修理か可能か、それとも新しくパソコンを買い替える必要があるかがわかるでしょう。