ローマ字入力の利点
ローマ字入力とかな入力が、日本では一般的なタイピング方式で有名です。でも両者には大きな違いがあるのです。まずはローマ字入力の利点を中心に見ていきましょう。
覚えるキーが少なくて済む
ローマ字入力がかな入力よりもタイピングの時に効率的な理由は、覚えるキーが少なくて済むことです。
ローマ字入力で必要なアルファベットの26個に対して、ひらがなの50音の比較だけでも明らかですよね。
ローマ字入力とかな入力は打鍵範囲でも大きく違いがります。ローマ字入力の3列に対して、かな入力は4列で右側にも広く範囲が広がります。
英文の入力も対応しやすい
ローマ字入力がかな入力より有利という点は、英文の入力をする際にも明確でしょう。かな入力で日本語の入力を覚える場合、英文やアルファベットを入力する際には、さらにアルファベットのキーを覚える必要があるのです。
ローマ字入力で覚えると、アルファベットの配列に慣れているので英文の入力にもスムーズに対応できる利点があるでしょう。
ローマ字入力の人が圧倒的に多い
タイピング入力をおこなう日本人の9割を超える人が利用しているローマ字入力は、かな入力を利用している人に比べて圧倒的に多いです。
ローマ字入力はかな入力よりも、会社などで支障なく仕事をしやすいでしょう。かな入力の場合、共用のパソコンを使用した際に入力設定の切り替えを忘れると次の利用者に迷惑をかけるケースもあります。
かな入力の利点
ローマ字入力の利点についてお伝えしましたが、ローマ字入力よりかな入力の方が優れている利点とされている内容には、どのようなことがあるのかを見ていきましょう。

キーを叩く回数が少なくて入力できる
ローマ字入力よりかな入力の方が利点とされるのは、キーを叩く回数が少なくて入力できる点です。
ローマ字入力では、あ行の母音以外は複数のキーを叩いて1文字を入力しますが、かな入力の場合では多くのかなが、1打で1文字入力できます。
かな入力をマスターすると、日本語の入力においてはローマ字入力よりもかな入力の方が多少速く入力できる可能性もあるでしょう。
小さな子供が馴染みやすい
ローマ字入力よりもかな入力の方が魅力があるのは、小さな子供が馴染みやすいということです。
ひらがなを覚え始めた幼児から小学低学年の子供の場合、まだローマ字入力はハードルが高いでしょう。
かな入力でのタイピングを遊び感覚で教えて、キーボードやパソコンに親しむことができるのです。
タイピング初心者におすすめの上達方法
ローマ字入力とかな入力のそれぞれの利点についてお伝えしましたが、タイピング初心者の場合に、おすすめの入力方法と上達方法について解説していきましょう。
初心者はローマ字入力に馴染んだ方が良い
ローマ字入力とかな入力で、タイピング初心者におすすめなのはローマ字入力です。圧倒的に主流として普及していることからも、ローマ字入力がかな入力よりも多くの利点があることが明らかに。
初心者でも慣れやすく、アルファベットや記号などもモードの切り替えなしに入力できるので総合的に便利でしょう。
かな入力からローマ字入力に移行方法
かな入力で既に馴染んでいる子供の場合、ローマ字は小学3年生頃から習うので、この頃からローマ字入力に移行することをお勧めします。
子供は新しいことへの吸収が速くて適応する能力が高いので、タイピングの基礎から学ばせると良いでしょう。
成長してから就職などのことを考えて、ローマ字入力にかな入力から移行するケースもあります。ローマ字に馴染みが薄く、苦手に感じている人も、最初はローマ字表を見ながら練習をすると次第に馴染んでくるでしょう。
ホームポジションを意識して練習
タイピングの上達には、それぞれのキーの位置を覚えることと、効率的に指でキーボードを操作する基礎練習が大切です。
指の基本の配置であるホームポジションを意識して、各キーに割り当てられた指の基本を地道に繰り返して練習をおこない覚えましょう。
ローマ字入力はかな入力よりもホームポジションを保ちやすく、指の移動距離も少なくなり、特に右小指の負担を軽減できます。
タイピング練習ツールの活用
タイピング練習のツールを活用するのが、おすすめのタイピング上達方法です。タイピングの基礎から効率的に上達できるようになるでしょう。
タイピング練習ツールには、ローマ字入力とかな入力ともにありますが、ローマ字入力の方が種類も豊富です。
時間やスピードを意識しながら正しいキー操作を身に付けると、正確で素早い入力ができるようになるでしょう。
まとめ
ローマ字入力とかな入力のそれぞれの利点について、さらにタイピング初心者におすすめの上達方法についてお伝えしてきました。