社会人になると時間がない3つの理由
約9割の社会人は、普段の生活の中で時間が足りないと感じているという説があります。なぜそのような感覚になるのか、社会人になると時間がない3つの理由をご説明しましょう。
仕事量が多いため
社会人になると時間がない、または忙しいと感じるのは仕事量が多いからです。学生時代のバイトとは違い、毎日約8時間労働、土日祝の休日、または隔週土曜休みという生活になると、仕事が人生のメインになっているように感じるケースも。
仕事量が多いのは正社員としての責任があり、しかも残業があるのも社会人の特徴です。自宅と会社の往復で一日が終わってしまう、休日も家で作業をする人はとても多く、仕事以外のことに費やす時間がない状態なのです。
時間の使い方が変わる
社会人になると時間がないのは、学生時代とは時間の使い方が変わるためです。たとえば友人と飲みに行く場合、学生なら終電まで飲んだり、朝まで飲んで午後からの講義に行ったりすることもできたかもしれません。
でも社会人になると、仕事への影響を考えて学生のような自由な時間の使い方はできなくなります。
休日も本来は好きなことができるとよいのですが、疲れてしまい一日中心身を休めている場合も。
このような時間の使い方が習慣になると、必然的に余暇があっても時間が十分でないと感じてしまうのです。
断れない付き合いが増える
社会人になると時間がないのは、基本的に自分の意思で時間をコントロールできないことが増えるからです。
例えば会社の飲み会。苦手な上司に誘われて断れず、疲れていても参加するケースもあるでしょう。
またクライアントとの食事会、オンラインのビデオ会議のようにやるべきことが増えるため、自宅でのんびりしていても頭の中は忙しい状態に。社会的なマナーを重視すると、嫌でもやらなければいけない作業が多くなってしまうでしょう。
学生時代にやっておくべきことは?
社会人になると時間がない生活は想定できるケースもあるため、学生時代の間にやり残しがないよう、今からプランを立てるのも大切でしょう。
社会人になったら好きなことを一切やれないというわけではありませんが、学生ならではの自由さを活かして今やっておきたい内容をご紹介します。
海外旅行
社会人になると時間がないため、学生時代は時間をたっぷり使うことを優先してやっておきましょう。
海外旅行はそのひとつです。バックパッカーの一人旅など、体力や精神力を使う旅も若い学生ならできる場合も。
長期的な休暇は、社会人になると取得するのはかなり大変になります。海外旅行に行くとしても、かなり時間に余裕を持って休暇申請したり、近場の海外にしか行けなかったりする場合もあります。
学生時代なら一切そのようなことを意識せず、春休みなどを使い人生観が変わる体験ができそうです。
知り合いを増やす
社会人になると交友関係も変わり、学生時代の友人に会う時間も減ってしまうでしょう。会社の同僚や関連する人たちとは表面的な付き合いになり、学生時代の親友のような心地よさは感じられない場合も。
社会人になると仕事のストレスも増え、人間関係の狭さに悩む可能性もあるでしょう。このため学生時代に色々な人と出会い、よい関係を築くのは大切ですね。
いつどこでつながりができるかは分かりませんので、遊び相手としてだけでなく、あらゆる年齢層やバックグラウンドの人と出会うようにしましょう。
新しいことに挑戦する
学生時代は若さもあり、多少困難なことにも挑戦したくなる場合もあるでしょう。でも社会人になると無難な道ばかり選ぶようになる人も多いため、やり残しがないよう学生のうちに新しい物事にチャレンジしてみましょう。
例えばタイピングについて自信がない…と学生時代に思っている人は多いので、社会人になる前に練習をしてスキルを積んでおくことも将来的に役立ちますよね。
学生時代はスポーツや趣味など、色々な内容に素直に感銘を受けて挑戦できるチャンスです。
時間に余裕を持つためにできること
社会人になったら、時間に余裕を持つために次のポイントを意識してみてくださいね。
オンとオフを分ける
休日も家で仕事をしたり家に帰ってからも職場のことを考えたりすると、オンとオフの切り替えができない場合が多いです。このため自分で意識して、オンとオフをはっきり分けておくようにしましょう。
学生時代の知り合いとも定期的に会うなど、無理にライフスタイルを変えようとせず、上手にシフトすることが理想的です。
本当にやりたいことを見つける
社会人になると時間がないと感じるのは、本当にやりたい物事が見つからないためかもしれません。
どうしてもやってみたい内容があれば時間は作れるもの。ポジティブな気持ちで、可能性を信じて社会生活に臨む心がけが大切です。
まとめ
社会人になると時間がないのは、物理的な原因だけでなく心のゆとりも関係しています。社会人になると色々な制限はあるため、遊びも勉強も学生時代にはできる限りやりたいことをやっておくようにしましょう。