トモニンマークの取得方法や活用の利点は?仕事と介護の両立支援
職場環境
トモニンマークの取得に関して、興味を持つ会社や人事担当者の方は多いのではないでしょうか。「トモニンって何?」や「トモニンマークの取得とはいったい何なの?」という感じでピンとこない、もしくは初めて聞いたというケースもあるかもしれません。 ではトモニンマークの取得とはどういうことなのか、今回はトモニンマークの取得の方法や活用の利点などについて、詳しくご説明していきましょう。
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トモニンマークとは

トモニンマークの取得は厚生労働省が推進していて、色々な施策の認定制度や普及啓蒙のためのシンボルマークのひとつです。ではトモニンマークの取得について、更に詳しくお伝えしていきましょう。


トモニンとは

トモニンとは、「仕事と介護の両立支援」に関する普及啓蒙のシンボルマークの愛称です。高齢化が急速に進む日本社会において、家族の介護が理由で仕事を続けられずに、やむなく離職せざるを得ない「介護離職」が年々増加する懸念があります。これが今後の大きな課題になりつつあるでしょう。

介護離職をできるだけ未然に防止るには、仕事と介護の両立がしやすい職場環境づくりや理解が大切です。このため整備の促進に取り組む重要性が高まっているのです。

厚生労働省によって、シンボルマークであるトモニンマークの取得を推し進めて、仕事と介護を両立できる職場環境整備の社会気運を高めています。

トモニンマークのデザインやネーミングについて

トモニンマークのデザインや愛称のネーミングは2014年に一般公募で選ばれて、トモニンマークの取得への取り組みが開始されました。

シンボルマークは、仕事(WORK)の「W」と介護(CARE)の「C」を基調にデザインされたロゴで、トモニンマークの取得を促します。

にこやかな顔で元気に右手を高く突き上げたキャラクターが、左手で介護の手を差しのべている状況をイメージ。温かみのある優しさが溢れる可愛いデザインですね。

トモニンの愛称は、とても親しみ感のあるかわいいネーミングです。介護を行う従業員を職場で支えて、ともに進んでいくという意味合いと、仕事と介護をともに両立していく意味合いを表現しているのです。

トモニンマーク活用の利点

トモニンマークを取得して、会社や職場で活用することによる利点や期待される効果について見ていきましょう。


人材の確保にも効果が期待できる

トモニンマークを取得して、ホームページや会社案内などで会社の取り組みのひとつとして、仕事と介護の両立支援を掲げて、働きやすい会社をアピールできます。トモニンマークの取得と活用は、人材の採用にも効果が期待できるでしょう。

将来的に介護に対する懸念を持つ人は多く、新規の従業員採用や離職者の低減など、人材の確保は会社にとってとても重要です。

会社のイメージアップが図れる

トモニンマークを取得して活用することで、仕事と介護を両立支援に積極的な会社としてのイメージアップ効果が期待できます。

名刺や商品のパンフレットなどにマークを掲載して、取引先や顧客などとの話題のひとつになるなど関係性の向上にも役立つでしょう。

従業員の意識啓蒙やチームワーク向上

トモニンマークを取得して、経営者や上層部のメッセージで仕事と介護の両立支援への取り組みを周知するなど、従業員の意識啓蒙に役立てられます。

介護に対する会社全体の理解を深め、助け合う風土が広まることで、職場でのチームワーク向上にもつながるでしょう。

トモニンマークの取得方法について

トモニンマークの取得はどのようにして行うのか、認定制度なのかなど気になるでしょう。トモニンマークの取得の方法などについてお伝えします。


トモニンは認定制度ではない

厚生労働省が推進する認定制度には、女性の活躍推進企業認定の「くるみん」や子育てサポート企業認定の「えるぼし」が有名ですね。

仕事と介護の両立支援の「トモニン」は認定制度ではないため、トモニンマークの取得は比較的容易です。

同様に認定制度ではなく、シンボルマークやメージキャラクターとしての活用には、治療と仕事の両立支援の「ちりょうさ」(うさぎのキャラクター)もあるでしょう。

トモニンマークの取得方法

トモニンマークの取得の方法は、基本的に登録をするだけです。厚生労働省が運営している「両立支援のひろば」というウェブサイトから登録ができます。

「自社の行動計画・取組を登録・修正する」から、新規の場合は登録する会社の基本情報を入力します。次に仕事と介護の両立に関する内容について、介護短時間勤務制度や介護休暇制度、介護を行う従業員への配慮内容などの取り組みなど、必要な項目を入力しましょう。

トモニンマークの取得をダウンロードによっておこない、ロゴマークマニュアルに沿って、活用する流れです。

まとめ

仕事と介護の両立は従業員だけでなく会社にとっても、今後さらに対応の重要度が増していくことでしょう。

トモニンマークの取得は、認定制度よりもハードルが低いので会社の取り組みとしても始めやすいため、是非検討して取り組みを進めることをお勧めします。

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