英語のタイピングを上達させるコツ
英語のタイピングは、英文のビジネスメールを作成する場合などに必要になるスキルです。素早く正確に英語のタイピングをするには、次の3つのポイントを意識してみましょう。
アルファベットの配置を覚える
英語のタイピングは、タッチタイピングのレベルに達しなくても、まず英語のタイピングの基本としてキーボードのアルファベットの位置を覚えることが大切です。
日本語を入力する際にローマ字入力をしている人も多いため、さほど無理なくできるかもしれませんが、それぞれの指の守備範囲に慣れておきましょう。
日本で使用される英語キーボードは、手動式タイプライターの名残でABC順に並んでいませんので、ポジションに指を置き、A~Zまでを繰り返しタイピングしてみましょう。
正しい姿勢を意識する
姿勢よりも指の動きに意識がいきやすい英語のタイピングですが、英語の場合も日本語と同じく正しい姿勢がコツになります。
長時間にわたりタイプする場合は、猫背が固定してしまう、肘に力が入るといった不自然な姿勢になりタイプミスを招くことも。
ポイントは力を抜いてキーボードに手を置き、なるべく腕は90度の角度を意識することです。肩の力を抜いて、キーボードの中心になるよう座ってください。
練習方法について
英語のタイピングの練習方法は次のようなやり方がありますので、取り組みやすいものからぜひ実践してみてください。

正確さを意識する
英語のタイピング練習は、まず速さよりも正確さを重視する練習をしてみましょう。キーボードの定位置に指を配置して、簡単な単語を体の感覚として覚えてさせていきます。
英語の辞書や雑誌などでもいいので、必要な指だけを動かして、英語のタイピングが終わったらスタートのポジションに戻るという一連の作業を繰り返していきましょう。
練習サイトを使う
英語のタイピングは、語学としての英語会話をマスターするのとは違い、反復練習が何よりも効果的です。
英語のタイピングはローマ字入力に慣れることはもちろんですが、英語のタイピング練習のサポートになるサイトがネット上でもたくさん紹介されています。ツールを使って練習することもお勧めでしょう。
英語のテスト勉強のように「書く」のではなく「打つ」感覚でやってみましょう。
スペルの覚え方のコツ
例えば「THANK YOU」などの短いフレーズや単語なら、さほど意識せずに打てるかもしれません。
でも長文になると、それぞれの単語のスペルをできるだけ効率的にインプットして、英語のタイピングをすることが必要です。
長い英単語の場合は区分けしてみること。たとえば「COMTEMPORARY」なら「COMTEM」と「PORARY」にする、もしくは自己流のカタカナ読みにして「コムテムポラリ」と覚えることもできますので、身につけやすい覚え方を見つけてみてくださいね。
苦手意識をなくす方法
英語のタイピングは、英語力とはあまり関係がないといわれていますが、元々英語が苦手に感じる人にとって英語のタイピングはやりにくさがあるでしょう。
そこで英語のタイピングを上達させるコツとして、苦手意識を克服する方法をご説明します。
タイプは英語の勉強ではない
英語のタイピングができる人が必ずしも日常英会話ができるとは限らず、英検1級を持っているとは限りません。
英語のタイピングが苦手だと思っている人は、英語から連想される「試験」「勉強」「入試」といったイメージをなくしてみましょう。
英語のタイピングも英会話も慣れは必要ですが、タイピングは体の一部を使うもの。一夜漬けで単語を覚えるのとは違い、繰り返し行う作業が必ず成果になりますので、誰でも取り組みやすいでしょう。
アウトプットする
英語のタイピングや英単語のスペルが苦手に感じるのは、受験英語という存在が大人になっても残っているためで、勉強することが逆に弊害になっている部分もあります。
とくに日本人の場合は、英語の読み書きはできても英会話が苦手と感じる人は多いですよね。英語のタイピングも実は同じで「アウトプット」が苦手意識を克服するコツなのです。
英語のタイピングは、スペルを正しく入力することが目的。そのため単語の意味を知らなくても大丈夫です。タイプする英文の原稿を見ながら声に出して読むなど、音として体感するととても英語に馴染みやすくなるでしょう。
まとめ
英語のタイピングは、ローマ字入力に慣れておくとキーボードのアルファベットの配列を理解できますので、次は英単語と日本語の違いに慣れるようにしましょう。
英語のタイピングが速くならないと悩んでいる人は、スキルアップのために苦手意識をなくしながらコツコツと練習を続けてみてくださいね。