タイピング速度の目標はどれくらい?速いと認められるには
タイピング
タイピング速度の目標はどれくらいを目指したらよいのか、仕事をする上でどの程度のタイピング速さが必要なのかなどと、不安に思っている人は多いです。 学生など若い世代の多くはスマートフォンの文字入力には慣れていて速いけれど、パソコンのキーボード操作による文字入力は不慣れで苦手という人も増えていると、よく言われていますよね。 タイピング速度の目標は職種など状況によって目指すところも様々ですが、今回は一般的なタイピング速度の目標について見ていきましょう。
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タイピング速度の表現には種類がある

タイピング速度の目標といっても、表現の仕方や種類が複数あるため混乱してしまうという人もいるので整理してみましょう。

タイピング速度のWPMについて

タイピング速度の目標でWPM(Words Per Minute)をよく目にしますが、本来は英語入力の1分あたりの入力単語数(スペースやピリオドなども含めて、英単語の文字数の違いから打鍵数5回で1単語に換算)のことです。

日本ではWPMを1分あたりの入力文字数として扱うケースがあり、英語圏のWPMとの違いがあるので注意しましょう。

タイピング速度の表現は様々

1分あたりの打鍵数としてKPM(Keystrokes Per Minute)を用いられるケースもあります。

「e-typing」での速度測定では、打鍵数に正解率の3乗をかけた評価方法でスコアの表現もあり、入力の正確性も考慮されています。

他にも10分間での入力文字数や1秒間の入力文字数など、タイピング速度の目標の表現は様々ですが、今回は1分間をベースにして説明をしていきます。

タイピング速度の目標は大きく2種類

タイピング速度の目標において、1分間の文字数と一概に言っても文字数には「英数字」のみと「漢字を含んだ日本語」では大きく違いが生じます。

直接打てる英数字と、かなで入力して漢字に変換する日本語では漢字の割合にもよりますが、2~4倍程度の打鍵数に差があるのです。

このためタイピング速度の目標には、一般的に打鍵数を文字数として扱う目標値と、日本語入力における目標値と、大きく分けて2種類があります。

タイピング速度の目標の具体的数値について

タイピング速度の目標の具体的な数値はどのくらいなのか、目指すレベルに応じた一般的な目安についてお伝えしていきましょう。


タイピング速度の一般的な目標値について

近年の学生のタイピング速度平均値は1分間に100タッチ(打鍵数)程度とも言われますが、一般的な社会人の実務レベルとしてのタイピング速度の目標は、1分間に100タッチを最低限に、できれば150タッチをまず目指すと良いでしょう。

次のステップとして、ある程度速いレベルのタイピング速度の目標は1分間に200タッチ、かなり速いレベルを目指すタイピング速度の目標は1分間に300タッチとなります。

タイピングのプロの速度はどのくらい?

タイピング競技日本一を決める「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP」(RTC)で4連覇の実績を誇るタイピング女王miriさんによると、テレビの生放送で字幕をつけるプロの仕事では、1分間に500タッチ程度が必要だそうです。

miriさん自身は、1分間に1300タッチ程度(ソフトによっては最高2000タッチも記録)というもの凄い神業の持ち主です。

日本語入力のタイピング速度の目標値について

日本語入力のタイピング速度の目標は、漢字の割合などにもよるので一例として挙げますが、一般的な社会人の実務レベルとして、1分間に40文字が最低限で、できれば60文字をまずは目指しましょう。

次のステップとして、日本語入力のある程度速いレベルのタイピング速度の目標は1分間に80文字、かなり速いレベルを目指すタイピング速度の目標は1分間に100~120文字となります。

タイピングが速いと認められるには

タイピングが速いと認められるには、タイピングに関する検定試験を受ける方法や、実力を身に付けて実務で力を発揮する方法などがあります。タイピング速度の目標を持つことも重要になるでしょう。

タイピングの検定試験で実力をアピールする

就職や転職の際の履歴書や面接などの採用試験において、タイピングの検定試験のレベルで実力をアピールすることができます。

ビジネスキーボードの評価B以上、毎日パソコンコンクール(毎パソ)の2級以上、ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)の準2級以上、日本語ワープロ検定試験の準1級以上などを、タイピング速度の目標として目指すのもよいでしょう。

実力を身に付けて実務で発揮する

タイピング速度の目標を持ちタイピングが速く正確に打てる人は、仕事ができる印象を与えることができて、実際に効率よく入力業務がこなせます。タイピングが上達すると思考により集中できる効果もあるでしょう。

タイピング速度の目標を達成するために、キーボードを見ないタッチタイピングと基本の指の動作を意識して、練習を日々重ねることが重要です。実力を身に付けて実務で発揮し、タイピングが速いと認められることが理想的ですね。

まとめ

タイピング速度の目標は、上達を目指すモチベーションを保つためにも重要です。かなり速いレベルの1分間に300タッチで日本語入力120文字は、努力をすると多くの人が実現の可能性があります。

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